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2015.08.17 Monday

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    2009オーストラリア

    2015.08.17 Monday

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      オーストラリアりんご視察

      りんごを作り始めて9年、2009年2月に念願の海外視察へ行ってきました。訪問先はオーストラリア。オーストラリアでりんごと言えばタスマニアですが今回訪問したのはNSW州のBatlowとVIC州のShepparton。メルボルンからレンタカーで走ること約7時間。最初の訪問先であるBatlowに到着。町に入ってすぐに事前に訪問をお願いしていたWilgro Orchardを発見。しかしすでに昼食時間も過ぎており自宅には番犬しかおらず、園主のラルフさんに電話を入れて畑から来てもらいました。ラルフさんのりんご畑は自宅裏他数か所にあり面積は14ヘクタールとのこと。所有する土地は全部で43ヘクタールと聞き、予想はしていたがその規模に驚かされました。自己紹介を済ませ、早速自宅裏の園地、灌水用ダム、所有する機械類を見せてもらいました。Batlowでは夏場水不足が深刻で、各園地でダム(貯水池)を持っていて、木々にホースを巡らし灌水しているとのこと。また木々のほとんどは防雹ネットで覆われており春の雹、夏の日焼けからりんごを守っていました。

      その日はお隣ジョンさんのガラの収穫の手伝いということで私もトラックに乗せてもらい現場へ直行、そこには収穫したばかりのりんごが1辺1mもある木製の箱にびっしり。今度はその箱をトラックで町内にあるパッケージセンターへ!りんごは水洗い→外部センサー→内部センサー→ワックスがけ→ブランド名シール貼付→梱包の工程を経て主にシドニーへ出荷されるとのこと。その日は多忙にもかかわらず、ラルフさんには色々案内してもらい、夕食まで御馳走して頂きました。オーストラリアではりんご農家に対する補助金や優遇が極めて少なく、また日本同様後継者不足も深刻で、家族経営から会社経営と大規模化してきているようです。

      翌朝Batlowをあとにし、Sheppartonに向かいました。乾いた大地を南東へ走ること5時間、待ち合わせ場所のダウンタウンに着き、マイケルさんにTELを入れ迎えにきてもらいました。マイケルさんはFruit Growers Victoriaという州政府系の会社で地域の生産者の生産状況など管理する仕事をしている方。Shepparton地域は標高も低く、内陸にあり温暖で夏場のりんごの日焼けや着色不良が近年大きな問題のようでした。この地域ではりんごのほかナシ、プラムなども作られており、近くにはSPCという老舗のフルーツ缶詰会社もありました。前日訪問したBatlow以上に規模の大きい農家が多く、そう言った農家は各自倉庫やパッケージセンターを持っていて会社として営農していました。

      みなさん、外国のりんごを召しあがったことありますでしょうか?どのような感想お持ちですか?日本のものと比べると小さくて色も悪いです。サンふじのように蜜も入ってない、でも味は悪くないと感じた方もいらっしゃると思います。オーストラリアでは消費者が好むりんごは子供の握りこぶし位のサイズで、日本のものでは大きすぎるそうです。日本では収穫前にりんごの周りの葉っぱを摘み、ムラなく色が入るようにしますがそう言ったことはせず、すべて「葉取らず」りんごです。摘果も決して丁寧ではないので数珠なりでりんごがなっています。大きいりんごは好まれないのでそれでいいそうです。消費者のニーズに合わせ、摘果&葉摘作業を軽減してその分規模を拡大し価格を抑えることができています。規模、消費者のニーズの違いからオーストラリアの農家のようなりんご作りは真似できませんが、生産コストの削減や防除方法など学ぶべきこともたくさんありました。


      1.コンテナいっぱいのガラ




      2.トラックに積み込みパッケージセンターへ



      3.水洗いされるりんご



      4.ワックスがけ



      5.案内して下さったラルフさん



      6.夕食後ご家族と



      7.着色系ふじのわい化栽培



      8.防雹ネットでカバーされる園地



      9.マイケルさんと事務所で



      10.選果作業中



      11.日焼けが目立つふじ



      12.ロードサイドの果物屋さん